災害はある日突然やってきます。
「防災グッズなんてまだ早い」と思っている方でも、最低限の準備はしておくべきです。
この記事では、防災初心者の方でもすぐに備えられるよう、必要性の理由から具体的なチェック項目までわかりやすく解説していきます。
Contents
防災グッズの必要性とは?災害時に備える理由
災害はいつ発生するかわかりません。
事前に備えることが、自分や家族の命を守るうえで非常に大切です。
以下の5つの理由からも、防災グッズの準備は「もしも」のためではなく「必ずあるかもしれない」ことへの備えとして必要なのです。
ライフラインが止まると日常生活が困難になるから
大地震や台風などの災害が発生すると、電気・ガス・水道といったライフラインが一斉に止まる可能性があります。
たとえば停電すれば冷蔵庫は使えず、真冬や真夏には空調も止まってしまいます。
水道が止まるとトイレや手洗いもできず、飲み水すら確保できなくなります。
こうした事態に備えて、非常食や飲料水、携帯トイレなどの準備が欠かせないのです。
災害直後は支援物資がすぐ届かない可能性があるから
災害が起きた直後は、交通網が寸断されることが多く、救援物資が届くまでに時間がかかることがあります。
特に都市部や孤立しやすい地域では、数日間は自力で生活を維持しなければなりません。
そのためにも、最低3日分、できれば1週間分の水や食料、生活必需品をあらかじめ準備しておくことが推奨されています。
自助が基本とされるため、自己防衛の備えが重要だから
日本の防災基本方針では「自助・共助・公助」の考え方が定着しています。
つまり、まずは自分自身で身を守る「自助」が大前提であり、それを補うのが地域の「共助」、そして行政による「公助」なのです。
公的支援を待つ前に、自分たちで対応できるように備えておくことが、命を守る鍵になります。
避難所が満員で入れないケースもあるから
災害時には避難所に多くの人が集まるため、収容人数を超えてしまうことがあります。
また、ペット同伴ができなかったり、家族構成や健康状態によっては避難所での生活が困難な場合もあります。
そうしたとき、自宅や車中での避難生活を余儀なくされるケースもあるため、自分たちに合った防災グッズの準備が必要です。
家庭ごとに必要なものが違うため、自分で準備する必要があるから
高齢者がいる家庭、乳幼児がいる家庭、持病を持っている人がいる場合など、必要な防災グッズは家庭ごとに異なります。
市販の防災セットでは対応しきれないケースもあるため、家族構成やライフスタイルに応じてカスタマイズすることが重要です。
例えば、薬、アレルギー対応食、オムツ、粉ミルクなど、日頃から必要なものをリストアップしておきましょう。
初心者が最初に揃えるべき防災グッズ10選
初めて防災対策をする方にとって、「何を揃えればいいの?」という疑問はつきものです。
ここでは、最低限持っておきたい防災グッズ10点を厳選してご紹介します。
どれも災害発生直後から役立つアイテムばかりなので、ぜひ早めに準備しておきましょう。
その1:飲料水と非常食は最低3日分を目安に用意する
水は1人あたり1日3リットルが目安とされており、最低3日分、できれば1週間分を確保するのが理想です。
非常食もカップ麺やレトルト食品、缶詰、栄養補助食品など、加熱や水が不要で長期保存が可能なものを選びましょう。
賞味期限をチェックし、定期的に入れ替える「ローリングストック」が効果的です。
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その2:懐中電灯と予備電池は停電時に必須
災害時の停電で真っ暗になったとき、懐中電灯は命綱とも言えます。
LEDタイプの小型で軽量なものがおすすめです。
電池切れに備えて、対応する予備電池や手回し式のライトを一緒に用意しておくと安心です。
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その3:携帯トイレやウェットティッシュで衛生環境を保つ
断水が起きるとトイレが使えなくなります。
そんなときに役立つのが携帯トイレです。凝固剤付きのタイプなら処理も簡単です。
また、手や体を拭けるウェットティッシュも清潔を保つうえで欠かせないアイテムです。
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その4:常備薬や救急セットで応急処置に備える
持病がある方は、普段飲んでいる薬を数日分、防災袋に入れておくことが大切です。
加えて、消毒液・絆創膏・ガーゼ・ピンセット・包帯などが入った救急セットも用意しておきましょう。
簡単な使い方を確認しておくと、いざという時にも落ち着いて対応できます。
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その5:モバイルバッテリーで情報収集や連絡手段を確保する
スマートフォンは情報源としても連絡手段としても不可欠なツールです。
しかし、停電時には充電ができなくなるため、大容量のモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
ソーラー充電タイプや手回し式など、電源が不要なモデルもおすすめです。
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その6:軍手やマスクなどの安全対策用品も忘れずに
ガラス片や瓦礫を片付ける際に、軍手は手を守る大切な道具です。
また、粉塵や感染症対策としてマスクも必須。災害時にはホコリや煙が舞う場面もあるため、予備も含めて複数枚準備しましょう。
アイマスクや耳栓も、避難所での安眠に役立ちます。
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その7:防寒具やレインコートで天候に備える
災害は季節を問わず発生します。
冬場なら毛布やアルミブランケット、夏場でも冷房がない環境での体温調整は必要です。
レインコートやポンチョは防寒と雨避けの両方に使えるので、軽量コンパクトなタイプを選ぶとよいでしょう。
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その8:現金(小銭含む)と身分証のコピーを準備しておく
災害時はキャッシュレス決済が使えない場合も多いため、現金の用意は重要です。
特に自動販売機や交通機関では小銭が役立ちます。
また、本人確認が必要になることもあるので、免許証や保険証のコピーを防水ケースに入れておきましょう。
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その9:ホイッスルや防犯ブザーで身を守る手段を持つ
瓦礫の下敷きになったり、暗い場所で助けを呼ぶ際、声だけでは限界があります。
そんなとき、ホイッスルや防犯ブザーは非常に有効です。
首から下げられるタイプなら、咄嗟の時にも使いやすくなります。
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その10:持ち運びやすいリュックにまとめておく
すべての防災グッズは1つのリュックにまとめておくと、いざという時にすぐ持ち出せます。
背負いやすく軽量で、両手が空くデザインのものを選びましょう。
中身は定期的に見直して、季節や家族構成に応じて調整するのも忘れずに。
また、あらかじめ防災グッズのセットが入っている防災リュックもあります。
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非常用持ち出し袋に入れるべき基本アイテム一覧
非常用持ち出し袋は、災害発生直後に安全な場所へ避難する際に持ち出すためのものです。
命を守ることを最優先に考え、必要最低限のアイテムをコンパクトにまとめておくことが重要です。
ここでは、初心者でも迷わず揃えられるよう、持ち出し袋に入れるべき基本アイテムを整理してご紹介します。
最優先は命を守るための水・食料・ライト類
避難直後の数時間〜数日は、物資の供給が不安定になることが多いため、水や非常食は必ず入れておきましょう。
水は500mlのペットボトルを2〜3本、食料はエネルギー補給ができる栄養バーや乾パンなどが便利です。
また、夜間の避難や停電に備え、LEDライトやヘッドライトも必須です。
多用途に使えるタオルやビニール袋は便利
タオルは体を拭いたり、防寒、止血、マスク代わりなど多目的に使える万能アイテムです。
また、ビニール袋はごみ処理、簡易トイレ、荷物の仕分けなどにも使えるので、数枚は常備しておくと重宝します。
できれば大小サイズを使い分けられるように準備しておきましょう。
防災マニュアルや地図があると安心
災害時はスマートフォンが使えなくなることもあるため、紙の地図や防災マニュアルがあると安心です。
避難所の場所や家族の集合場所、緊急連絡先をメモした紙も一緒に入れておくと心強いです。
簡単な防災知識がまとまった冊子があれば、いざという時の判断にも役立ちます。
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携帯ラジオで災害情報を正確に得る
情報が不足しがちな災害時、携帯ラジオは正確で信頼できる情報源となります。
電池式や手回し充電式など、電源を必要としないタイプを選びましょう。
音量調節ができるものなら、避難所でも周囲に配慮しながら使うことができます。
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赤ちゃんや高齢者用の個別アイテムも忘れずに
赤ちゃんがいる家庭では、オムツや粉ミルク、哺乳瓶などの育児用品が不可欠です。
高齢者がいる場合は、常用薬や補聴器、老眼鏡、介護用品など、個々の健康状態に応じたアイテムを揃えましょう。
体調の変化に対応できるよう、少し多めに準備しておくと安心です。
女性向けの生理用品や着替えも必要
女性にとって、生理用品や替えの下着・衣類は忘れてはいけない必需品です。
災害時は衛生面の確保が難しくなるため、消臭・抗菌タイプのアイテムや使い捨てのものが便利です。
プライバシーを守るためのポンチョや小型の目隠しグッズも検討しておくと安心です。
ジップロックや小分け袋で整理整頓しやすくする
非常用持ち出し袋は中身がごちゃつくと、必要なときに必要なものが取り出せなくなってしまいます。
ジップロックやチャック付き袋を使えば、防水性もあり、仕分けもしやすくなります。
透明で中身が見えるタイプなら、使いたい物をすぐに取り出せて便利です。
家族構成や住まい別に変わる必要な防災グッズ
防災グッズは「一家に一つ」で済ませるのではなく、家族の構成や住まいの環境によって中身を調整することが重要です。
年齢や健康状態、ペットの有無、住宅のタイプなどによって、必要なアイテムが大きく変わってきます。
ここでは、状況に応じた備え方を具体的にご紹介します。
乳幼児がいる家庭はミルクやオムツを多めに準備する
乳幼児は免疫力が弱く、食事や衛生環境にも繊細な配慮が必要です。
粉ミルクや哺乳瓶、消毒グッズ、離乳食などは多めに用意しておきましょう。
また、オムツやおしりふき、着替えは多めに備え、急な体調変化にも対応できるようにします。
静かな環境を整える耳栓や、赤ちゃんが安心できるタオルやおもちゃも役立ちます。
高齢者がいる場合は常備薬や補助器具の確認を
高齢者にとって、いつも服用している薬が切れることは命に関わる問題です。
主治医に相談して数日分の常備薬を用意し、服薬管理のためのメモも添えておくと安心です。
また、杖や補聴器、眼鏡、入れ歯洗浄剤など、日常生活に欠かせない補助器具も忘れずに。
簡単に履ける靴や防寒具も、高齢者にとって重要なアイテムです。
ペットを飼っている家庭はフードやケージの準備を忘れずに
ペットも家族の一員として、災害時に備える必要があります。
ペット用の非常食や飲料水、食器、リード、ケージ、排泄用品などは最低3日分は用意しましょう。
避難所によってはペットの受け入れが制限される場合もあるため、ペットと一緒に避難できる場所を事前に確認しておくことも大切です。
また、ペットの写真や健康記録も一緒に保管しておくと身元確認にも役立ちます。
マンションと戸建てでは必要な備品が異なることがある
マンションの場合、高層階では断水や停電時にエレベーターが使えず、階段での移動が必要になります。
そのため、給水タンクや簡易トイレなど、室内避難用のアイテムを充実させておくと安心です。
一方、戸建ての場合は地盤や家屋の耐震性、近隣との距離感などに応じて、屋外避難や物置きの活用を想定した備えが求められます。
車中泊を想定する家庭は車載用防災グッズも検討を
自宅が被災した場合、車中泊を余儀なくされることもあります。
その際には、車内でも快適に過ごせるようなアイテムが必要です。
断熱シートやカーテンでプライバシーと防寒を確保し、エアーマットや寝袋で快適な睡眠環境を整えましょう。
また、ポータブル電源や車載充電器、折りたたみ式トイレなども非常に便利です。
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100円ショップで手に入る防災グッズは使える?
「防災グッズ=高価なもの」と思われがちですが、100円ショップでも意外と多くの防災アイテムが揃います。
限られた予算でも効率よく準備を進められるのが魅力ですが、一方で注意点もあります。
ここでは、100均で買える防災グッズの活用方法や注意点について詳しく解説します。
簡易トイレや防寒グッズなどはコスパ良く揃えられる
100円ショップでは、災害時に重宝する簡易トイレやアルミブランケット、レインポンチョなどが手に入ります。
特に使い捨て前提のアイテムや、一時的な利用が前提のグッズに関しては、100均の商品でも十分役立ちます。
数を揃えやすく、家族全員分の準備がしやすいのも大きな利点です。
小型のライトや電池は非常用に便利
LEDライトや乾電池も、防災グッズとして人気のある100均アイテムのひとつです。
サイズがコンパクトなものが多く、持ち運びやすいため、サブのライトとしてリュックに入れておくのに適しています。
ただしメインの明かりとして使用するには、明るさや耐久性を事前に確認しておくのが安心です。
収納袋や整理グッズで持ち出し袋を効率的に整える
ジッパーバッグや小分けケース、仕切りポーチなど、収納系のアイテムは100円ショップが大活躍します。
防水仕様の袋を使えば、中身の保護にもつながり、持ち出し袋の中身をスッキリと整理整頓できます。
必要なアイテムをすぐに取り出せるよう、カテゴリーごとに仕分けする工夫も重要です。
品質にばらつきがあるため実用性は事前にチェックするべき
100円という価格ゆえに、商品の耐久性や性能には差があるのが実情です。
たとえば、懐中電灯の明るさが弱かったり、レインポンチョの素材が薄すぎることもあります。
実際に試してみたり、レビューを参考にして「使えるかどうか」を確認することが必要です。
緊急用ではないが補助的アイテムとして役立つことも
すべてを100均で揃えるのは難しくても、メインの防災グッズを補助するアイテムとしては非常に有効です。
例えば、予備のスリッパや手袋、歯ブラシセット、ミニサイズの工具などは「あると助かる」グッズとして活躍します。
価格を抑えながら必要なものを揃えたい人には、100円ショップは強い味方になります。
防災グッズを準備するときのポイントと注意点
防災グッズを揃えることは大切ですが、「揃えて終わり」ではありません。
いざという時に本当に使える状態か、家族全員が使い方を理解しているかが重要です。
ここでは、防災グッズを準備・維持する際に押さえておくべきポイントと注意点をご紹介します。
必要なものをリスト化して優先順位を決めること
防災グッズを揃えるとき、いきなり買い物に行くのではなく、まずは必要なものをリストアップしましょう。
「命を守るための必須アイテム」と「あると便利な補助アイテム」を分けて考えることで、無駄なく準備ができます。
家族構成や住まいの状況に合わせて、優先順位を決めておくと効率的です。
定期的に中身を見直し、賞味期限や状態をチェックすること
防災グッズは一度準備しても、放置していると賞味期限切れや電池切れが起こる可能性があります。
最低でも年に1回、できれば季節の変わり目ごとに中身をチェックし、古いものは入れ替えましょう。
消耗品の残量確認や、子どもの成長によるサイズ変更も忘れずに行うことが大切です。
実際に持って歩ける重さかを確認すること
いざ避難となったとき、荷物が重すぎて持ち出せなければ意味がありません。
リュックに詰めた状態で背負って歩いてみて、無理なく持てるかどうかを確認しておきましょう。
特に高齢者や子どもにはそれぞれに合った軽量化の工夫が必要です。
避難経路や集合場所も家族で共有しておくこと
どんなに防災グッズを準備していても、避難ルートが分からなければ安全に逃げることができません。
自宅から最寄りの避難所までのルートや、万が一離れ離れになったときの集合場所を、家族で事前に話し合っておきましょう。
実際に歩いて確認しておくと、地形や危険箇所も把握できます。
地域の災害リスクに応じた対策をとること
海沿いの地域では津波対策、山間部では土砂崩れ、都市部では火災など、地域によって災害リスクは異なります。
自治体のハザードマップを確認し、自宅周辺の危険箇所や安全な避難所を把握しておくことが大切です。
それに合わせて、必要な備品や避難計画を見直しましょう。
ネットやSNSの情報だけに頼りすぎないこと
災害時はネットやSNSからも多くの情報が流れてきますが、中には誤った情報やデマも含まれています。
公的機関の発信する情報を優先して確認するようにし、信頼できる情報源を日ごろからチェックしておくことが大切です。
また、スマホのバッテリー切れに備えて、紙の地図や連絡先リストも用意しておきましょう。
まとめ
災害はいつ起きるかわからないからこそ、日頃からの備えが何より大切です。
今回ご紹介した防災グッズのリストや準備のポイントを参考に、無理のない範囲で少しずつ準備を始めてみてください。
自分や家族の命を守る行動は、「備える」ことから始まります。
いざという時に安心して行動できるよう、今できることを一歩ずつ積み重ねていきましょう。


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